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2025.09.12
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【BARN Journal Vol.23】ウェディングドレス持ち込みのデメリットは?メリットや相場も解説
ウェディングドレス持ち込みのデメリットは?メリットや相場も解説
お気に入りのドレスを自分で用意して披露宴に臨みたいけれど、追加費用や手続きがどれほど掛かるのか分からず迷っていませんか? 式場提携ドレスなら準備は簡単ですが、デザインやサイズの選択肢が限られることも。
この記事では、持ち込みに伴う費用・手間・リスクを具体例とともに紹介し、メリットや節約術、段取りのポイントまで解説します。限られた予算と時間の中で後悔しないドレス選びができるよう、判断基準をわかりやすく解説します。
さらに、式場との交渉で費用を抑えるテクニックや、輸送・保管時にトラブルを防ぐチェックリストも紹介します。
持ち込みが自分たちに合っているか、そしてどのように進めれば負担を最小限にできるかがクリアになる内容となっていますので、ウェディングドレスの持ち込みをするか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ウェディングドレス持ち込みの主なデメリット
式場と提携していないドレスショップで選んだウェディングドレスを会場へ持ち込むと、ドレスの自由度は高まりますが追加費用や手続きが増えがちです。
ここではウェディングドレスを結婚式場に持ち込む際の主なデメリットを3つ解説していきます。
メリットだけに目を奪われず、計画全体とのバランスを確認しましょう。
持ち込み料や保管料など費用負担が増える
式場が持ち込み料を設定している場合、ドレス1着につき数万円の追加費用が発生します。料金には保管スペース確保やスタッフの管理工数が含まれており、レンタルとの差額が大きくなることも珍しくありません。
しかも前撮りやお色直しでドレスを複数着用すると、1着ごと課金されるケースが多く、想定以上に予算を圧迫します。節約のために交渉やキャンペーンを利用しても、割引が適用されない式場もあるため、契約前の細かな見積もり確認が欠かせません。費用面で妥協できない場合は、提携ショップのドレスを選ぶか、持ち込み料が無料の会場を優先して検討すると安心です。
ドレスの状態管理と輸送リスクを負う
持ち込みを選ぶと、輸送時のシワ・汚れ防止や挙式後のクリーニング手配まで自己責任で対応する必要があります。式場によっては搬入可能時間が限られ、前日夜の到着が難しいと追加料金が発生する場合もあります。
特に繊細なレースやビーズ装飾が多いドレスは梱包が難しく、宅配時の破損リスクが高まるため、保険付き配送を手配するとコストが上乗せされます。
また、式場スタッフが提携外ドレスの扱いに慣れていない場合、当日の着付けやトレーンさばきで想定外のトラブルが起きる可能性もあるため、事前にリハーサルを行うなどの対策が必要です。
式場スタッフとの連携不足で演出に影響
提携ドレスであればコーディネーターがサイズ・素材を熟知しているため、シーンごとの照明や演出を最適化しやすいですが、持ち込みドレスでは情報共有にタイムラグが生じがちです。
例えば、重厚なプリンセスラインの場合、バージンロードの幅や階段の高さを事前に確認しないと入退場がスムーズに行えません。挙式直前にトレーンの長さが想定より長いことが判明すると、装飾配置や式次第の変更を余儀なくされるリスクもあります。
連携ミスを防ぐには、フィッティング時の写真やサイズ表をプランナーへ共有し、リハーサルで動線を確認することがポイントです。
ウェディングドレス持ち込みの主なメリット
ウェディングドレスを結婚式場に持ち込むデメリットがある一方で、費用と手間を上回る魅力があると感じ、持ち込みを選ぶ方もいらっしゃいます。
ここからはウェディングドレスを結婚式場に持ち込む主なメリットを3つ解説していきます。
自分たちのこだわりやスケジュールと照らし合わせて検討しましょう。
自由にデザイン・ブランドを選べる
提携ショップが扱わない海外ブランドやヴィンテージドレスも視野に入るため、テーマカラーや装花との統一感を重視したいカップルには大きな利点です。オンラインストアやSNSで世界中の最新コレクションを比較でき、タイムレスなシルエットや個性的な素材に出会える可能性も高まります。
アクセサリーやシューズも自由に組み合わせられるため、写真映えやゲストの印象に残るコーディネートを実現しやすい点も魅力です。
サイズ調整で理想のフィット感実現
購入やフルオーダーを選べば、肩幅やウエスト位置、裾の長さをミリ単位で調整でき、長時間着用しても疲れにくいフィット感を得られます。動きやすさが向上することで笑顔が自然に映え、写真や動画の完成度が上がるメリットも見逃せません。着心地が良いと姿勢が安定し、ゲストへのお辞儀やブーケトスなどの所作も美しく決まり、全体の満足度が高まります。
前撮りや海外挙式と共有できる
購入ドレスを前撮り・海外挙式・披露宴で着回すと、衣装費を割り戻したコストパフォーマンスが高まり、アルバムやムービーに一貫したストーリー性を持たせられます。帰国後にクリーニングやリメイクを施し、パーティードレスとして再活用する人も多く、長期的に思い出を残せる点もメリットです。複数シーンで同一ドレスを着る場合は、汚れ防止インナーやトレーン取り外し加工を施しておくと移動もスムーズになります。
ウェディングドレス持ち込み料の相場
ドレス持ち込み料は式場ごとに設定が異なり、「無料」「割引対応」「定額課金」と3通りに分かれます。一般的な有料会場では1着あたり3万〜5万円が中心的な価格帯とされ、ゼクシィ調査の平均は4万1309円です。
一方、ホテルや専門式場では保管・管理体制の都合で5万〜10万円程度に設定される例も報告されています。ただし、すべての式場が持ち込み料を請求するわけではなく、ゲストハウスやレストランウエディングでは無料キャンペーンを常設しているケースもあります。
契約前に「料金の有無・金額・適用条件」を確認し、見積書へ明記してもらうことで予算オーバーを防げます。ドレス以外の小物や新郎衣装に別途料金がかかる場合もあるため、総額で比較する姿勢が重要です。
参照:https://zexy.net/article/app000000096/
ウェディングドレスの持ち込み料の節約方法
持ち込み料が気になるときは、次の3つの方法を試すと費用を抑えやすくなります。費用交渉が初めてでも取り組みやすい順にまとめているので、打ち合わせ前にチェックしてみてください。
- 持ち込み料無料キャンペーンを活用
- 小物類は式場レンタルで相殺
- ドレスショップと式場のセット契約交渉
それぞれの節約方法を順番に詳しく解説します。
持ち込み料無料キャンペーンを活用
式場紹介サイトやブライダルフェアを経由した成約特典で、ドレス持ち込み料を全額免除するキャンペーンが定期的に行われています。対象期間や適用条件は会場によって異なるため、フェア予約時に「ドレス持ち込み料は無料になりますか」と事前質問を用意しておくと交渉がスムーズです。
免除範囲がドレスのみか小物も含むか、タキシードは対象外かを明記してもらい、契約書へ反映させることで後日の追加請求を避けられます。
浮いた費用は装花やフォトツアーのグレードアップに充当すれば、式全体の満足度が高まります。
小物類は式場レンタルで相殺
ドレス本体を持ち込み、小物は式場でレンタルすると「ドレス売上がゼロになるわけではない」と会場側が判断し、持ち込み料を減額または無料にしてくれることがあります。
特にベール・グローブ・アクセサリーの3点セットはパッケージ料金が設定されている会場が多く、まとめてレンタルすると単品購入よりも割安になるメリットも。同時にコーディネーターおすすめの小物で統一感が出るため、トータルスタイリングに悩む時間も短縮できます。交渉時には、レンタル予定の小物を具体的に伝え、見積書に反映してもらいましょう。
ドレスショップと式場のセット契約交渉
人気ショップのなかには、外部会場向けに「ドレス購入+持ち込み料負担」をセットにしたプランを用意している場合があります。ショップが持ち込み料を補助することで、自社ドレスの販売拡大を図る仕組みです。
プラン詳細を把握したうえで式場側に提案すると、会場が広告費を節約できるため、減額交渉が成功しやすくなります。
「このプランなら持ち込み料は3万円で収まりますか」など具体的な数字を提示し、メールで証跡を残すのがポイントです。数量限定や期間限定のことも多いので、早めの情報収集が節約成功の鍵になります。
ウェディングドレスの持ち込みの手順
スムーズに当日を迎えるには、式場規定の確認・サイズ合わせ・搬入と保管の3つの工程を順序立てて進めることが大切です。
各手順を押さえておくと、スケジュールの遅延やサイズ不一致などのトラブルを回避しやすくなります。
式場の持ち込み規定を最初に確認
契約前の見学時に、ドレス持ち込み可否・料金・搬入スケジュール・保管方法・責任範囲をまとめて確認しましょう。
規定は会場によって大きく異なるため、気になる式場はドレスのイメージ写真を提示しながら具体的に質問すると交渉がスムーズです。持ち込み不可の場合のキャンセルポリシーや、持ち込み料が無料になる条件も確認し、見積書や契約書に明記してもらうことで後日のトラブルを防げます。
ドレス選定後にサイズ合わせを実施
ドレス購入またはレンタル契約後は、式場フィッティングルームで最終サイズ調整を行います。ブライダルインナーやシューズも本番と同じものを用意し、裾の長さやトレーンの扱いをプランナーと共有すると当日の動線がスムーズです。
採寸データは即日ショップへ送り、補正に必要な期間を確保しましょう。フィッティングを2回以上実施すると細部の微調整が可能となり、理想のシルエットを実現できます。
搬入保管クリーニングの手配と確認
完成したドレスは挙式前日または式場指定日に搬入します。配送を利用する場合は追跡サービスと保険付きプランを選ぶと安心です。到着後はプランナーが状態を確認し、必要に応じてスチーム処理を行います。挙式後は迅速にクリーニングへ出すことで汚れが定着しにくく、再利用や長期保管がしやすくなります。搬出時はアクセサリーの置き忘れ防止リストを活用し、小物紛失を防ぎましょう。
持ち込みが向くカップル・向かないカップル
ウェディングドレスを持ち込むべきかどうかは、カップルのこだわりや準備状況によって判断基準が変わります。
そこで、代表的な3つのタイプに分けて、持ち込みが適しているかどうか解説していきます。
デザイン重視で個性を出したいカップル
テーマウェディングや季節感を強調したコーディネートなど、写真や動画の完成度を最優先したいカップルは持ち込みで得られる自由度が大きな武器になります。オーダーなら生地や刺繍にストーリー性を込められ、装花やペーパーアイテムと世界観を統一できるため、ゲストの記憶に残る演出を実現しやすくなります。
また、試着回数や補正を重ねることで動きやすさも確保でき、バージンロードや階段演出などダイナミックな場面でもドレスラインを美しくキープできます。さらにデザイナーとの直接相談でカラーチェンジ用オーバースカートや取り外しスリーブを仕込めば、お色直しをスピーディーに行えてゲストを飽きさせません。衣装と演出をトータルで設計したいカップルにこそ持ち込みはおすすめです。
会場複数利用や前撮り計画がある場合
リゾート挙式と国内披露宴など複数会場を予定している場合、同じドレスを持ち回すことで衣装費を抑えながら統一感のあるストーリーを描けます。購入ドレスならサイズ調整を済ませた状態で各地へ送れるため、現地フィッティングに時間を取られずスケジュール管理がシンプルになる点もメリットです。
さらにトレーン取り外しや2WAYデザインを選べば、ビーチ撮影の後にホテルバンケットへ移動してもシワや汚れを気にせず演出を変えられます。クリーニングと輸送を一括で引き受ける専門業者を手配しておくと、移動中の破損リスクが抑えられ安心です。結果として撮影データや映像が一貫した世界観にまとまり、ゲストや家族に後日共有しやすいアルバムを作成できます。
予算優先や準備期間が短いなら慎重に
挙式まで3か月未満、または総予算に大きな余裕がないカップルは、持ち込みに伴う追加費用とスケジュール管理が負担になることがあります。購入費、持ち込み料、補正費、輸送保険料、クリーニング代を合計すると、提携レンタルより10万円以上上振れする例も珍しくありません。
短期間ではオーダードレスの納期が間に合わず、試着回数も制限されるためフィット感に妥協が生じる恐れがあります。さらに搬入スケジュールがタイトだとプランナーの調整負荷が増し、当日リハーサルが十分に取れないケースもあります。コストと時間の両方に余裕がない場合は、提携レンタルを選び小物やカラードレスで個性を出す方法を検討すると、安心感と満足度のバランスが取りやすくなります。
まとめ
ウェディングドレスを持ち込むと、デザインの自由度やサイズ調整、着回しといった魅力を得られる一方、持ち込み料や管理負担が増える点がデメリットです。料金は3万〜5万円が中心ですが、無料の式場もあれば10万円近い会場もあり、事前確認が重要になります。
節約方法として「無料キャンペーン利用」「小物レンタルで相殺」「セット契約交渉」が有効で、準備手順を押さえればトラブルを防ぎやすくなります。
こだわり派カップルは満足度を高め、予算や期間が限られる場合でも工夫次第で負担を抑えられるため、自分たちの優先順位を明確にして最適な選択を行いましょう。
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