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2026.09.25
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挙式のみは非常識じゃない|マナーや費用・当日の流れを解説【BARN Journal Vol.64】
挙式のみの結婚式の基本と特徴
挙式のみの結婚式は、披露宴やパーティーを行わず、結婚の誓いを立てるセレモニーを中心に行うスタイルです。少人数で落ち着いた時間を過ごせることから、選ぶ人が増えています。まずは披露宴ありとの違いや、選ばれている背景、当日の流れを順に見ていきましょう。
挙式のみと披露宴ありの違い
挙式のみは、結婚の誓いを形にするセレモニーに集中し、その後の披露宴や大人数での宴席を設けない形式です。披露宴ありの場合は、挙式のあとに食事や余興、スピーチを通じてゲストと交流する時間が続きます。一方で挙式のみは、誓いのひとときそのものを大切にできる点に魅力があります。 セレモニーの形式は、教会式や神前式、人前式などから希望に合わせて選べます。ゲストの人数も数名から十数名ほどの少人数になることが多いため、緊張しすぎずに、家族や親しい人との距離が近い式になりやすいでしょう。披露宴がない分、準備する項目も少なくなり、当日の時間もゆったりと組み立てられます。
挙式のみが選ばれている背景
結婚式に対する考え方は、年々多様になっています。リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」でも、結婚式の内容は定番やしきたりにとらわれず、二人の価値観に合った自由なやり方をすればよいと考える人が約9割にのぼりました。こうした流れのなかで、挙式のみも自然な選択肢の一つになっています。 選ぶ理由は人それぞれですが、次のような背景を持つ方によく選ばれています。
親に晴れ姿を見せたいという思いから選ぶ方もいます。理由が一つに定まっていなくても、自分たちの状況に合っていれば、挙式のみは十分に納得のいく選び方になります。
挙式のみの当日の流れ
挙式のみの一日は、比較的シンプルに進みます。会場に到着したら、ヘアメイクや着付けなどの支度を整え、親族の紹介やリハーサル、写真撮影を経て挙式本番へと移ります。セレモニーそのものは20〜30分ほどで、入場、誓いの言葉、指輪の交換、退場という流れに沿って進むのが一般的です。 挙式のあとは、家族やゲストと記念撮影や歓談を楽しみ、簡単な食事会やプチギフトを用意することもあります。披露宴がない分、全体でも2〜3時間ほどで終わることが多く、ゲストの負担も抑えられます。時間に追われすぎず、アットホームな雰囲気のなかで思い出を残せる点は、挙式のみならではの過ごし方といえるでしょう。
挙式のみは非常識なのか
挙式のみを選ぶとき、多くの方が「非常識ではないか」「どう伝えればよいのか」と迷います。ですが、事前の案内やマナーに気を配れば、周囲の理解も得られ、安心して当日を迎えられます。ここでは、周囲の受け止め方や伝え方、ご祝儀やゲストへの配慮について見ていきましょう。
非常識と受け取られにくくなっている理由
挙式のみは、かつて「披露宴をしないのは物足りない」と受け止められることもありました。ところが、価値観やライフスタイルが多様になった近年では、非常識と見られることは少なくなっています。前述のとおり、結婚式は自由なやり方でよいと考える人が大多数を占めており、家族や本人の気持ちを大切にした選択が尊重されるようになりました。 とはいえ、周囲が「どうして披露宴がないのだろう」と感じる場合もあります。だからこそ、選んだ理由をあらかじめ伝えておくと、相手も受け止めやすくなります。ゲストや親族への思いやりが伝われば、挙式のみでも温かく迎えてもらえることがほとんどです。
親族や友人への伝え方
挙式のみを選ぶときは、招く親族や友人へ、その理由や気持ちを丁寧に伝えることが大切です。「家族だけで静かに祝いたい」「体調に配慮したい」など背景を素直に説明すると、相手も事情を理解しやすくなります。伝え方ひとつで、式の受け止め方は大きく変わります。 案内をするときは、来てもらえること自体への感謝や、気を使わずに参加してほしいという気持ちを添えると、温かな印象になります。あわせて、披露宴がないことや会食の有無、ご祝儀を辞退したい場合はその意向まで伝えておくと、ゲストも準備に迷いません。口頭でも招待状でも、相手が当日の様子を思い描けるように言葉を選ぶと安心してもらえます。
ご祝儀の考え方
挙式のみの場合、ご祝儀の扱いに悩む方は少なくありません。披露宴のような食事のおもてなしがないことから、ご祝儀を辞退するケースが多くみられます。招待状や案内文に「お心遣いはご遠慮ください」と添えておくと、ゲストも気兼ねなく参加できます。 ただし、当日に持参された場合は、その場で強く断るのではなく、ありがたく受け取り、後日あらためて内祝いとしてお返しをすると、双方が気持ちよく過ごせます。ご祝儀をいただかない場合でも、引出物やプチギフトで感謝を伝える方法があります。どのように対応するかは地域やご家庭の考え方によっても変わるため、両家で相談しながら決めておくと、当日に慌てずにすみます。
ゲストへの案内で配慮したいこと
披露宴がない分、ゲストは当日の過ごし方を思い描きにくいことがあります。そこで、招待の段階で次のような点を伝えておくと、安心して来てもらえます。
たとえば服装は、「平服でお越しください」と一言添えるだけでも、ゲストの迷いが減ります。控え室や待合スペースを用意しておくなど、細やかな心配りが伝わると、シンプルな式でも印象に残る一日になります。この案内の内容は、次に紹介する進行の組み立てとあわせて考えると準備しやすくなります。
挙式のみの演出と進行の組み立て方
挙式のみでも、セレモニーや進行に少し工夫を加えると、心に残る一日になります。シンプルな形だからこそ、家族やゲストとの距離が近く、温かな雰囲気をつくりやすいのが持ち味です。ここでは、取り入れやすい演出や挙式後の過ごし方、当日のスケジュールの目安を見ていきましょう。
取り入れやすい演出のアイデア
挙式のみでも、気持ちが伝わる演出はたくさんあります。両親へ感謝の手紙を読んだり、花束を贈ったりすると、家族の絆をあらためて感じられる時間になります。少人数だからこそ、一人ひとりへ思いを伝える場面をつくりやすいのも魅力です。 たとえば、次のような演出が挙式のみと相性よく取り入れられています。
チャペルや神社での装いに、季節の花や音楽を添えるだけでも、ふたりらしい雰囲気が生まれます。披露宴がなくても、気持ちのこもった演出があれば、印象に残るセレモニーになります。
挙式後の写真撮影や食事会
挙式のあとは、家族やゲストと写真撮影を楽しむ時間を設けるのが一般的です。集合写真や親族との撮影をゆっくり行うと、思い出をしっかり形に残せます。フォトスペースを用意して自由に撮ってもらったり、手作りのプチギフトを手渡したりする過ごし方もあります。 食事会を組み合わせる方も多く、挙式後に会場を移して会食を楽しむケースもよくみられます。会食は挙式と同じ会場でも、別のレストランでも構いません。別会場にする場合は、ゲストへ場所の案内を忘れずに伝えておきましょう。ささやかなひとときを重ねることで、少人数でも和やかな時間を共有できます。
当日のスケジュールの目安
挙式のみはシンプルな流れですが、時間の目安を共有しておくと、当日は全員が落ち着いて過ごせます。一例として、次のような組み立てが挙げられます。
| 時間の目安 | 内容 |
|---|---|
| 10〜20分 | 会場到着・受付 |
| 20〜30分 | 親族紹介やリハーサル |
| 20〜30分 | 挙式本番 |
| 20〜30分 | 写真撮影やプチイベント |
会食を除けば、全体で1時間半から2時間ほどが目安です。招待状や事前の連絡でおおよその流れと所要時間を伝えておくと、ゲストも予定を立てやすくなります。食事会を設ける場合は、その時間も含めて案内しておくと親切です。
挙式のみの費用と予算の考え方
挙式のみは、披露宴を行う結婚式に比べて費用を抑えやすい点が大きな魅力です。とはいえ、何にどれくらいかかるのかは、あらかじめ知っておきたいところです。ここでは、挙式にかかる費用の内訳や、少人数の場合の考え方、予算を組み立てるときのポイントをお伝えします。
挙式にかかる費用の内訳
挙式のみの費用は、挙式料を基本に、衣裳代やヘアメイク代、写真撮影の費用などが加わって決まります。ここにブーケや小物のレンタル、会場の装飾を足すと、その分は上がっていきます。一方で、披露宴の料理や引出物にかかる費用がないため、全体としては抑えやすいのが挙式のみの特徴です。 金額は会場やプランの内容、衣裳の選び方によって変わります。挙式料やお支度代、会食をまとめたプランを用意している会場もあるため、含まれる範囲は事前に見ておきたいところです。おおよその費用を知りたい場合は、気になる会場のブライダルフェアや見積もりで確認すると、実際の内容に沿って把握できます。
少人数で行う場合の考え方
家族やごく親しい友人だけを招く場合は、人数に合わせたシンプルなプランを選びやすくなります。招くのが数名から十数名ほどであれば、会場や進行もコンパクトにまとまり、準備の負担も軽くなります。 衣裳や小物を持ち込んだり、撮影だけをプロに依頼して他は自分たちで用意したりと、工夫の余地もあります。食事会を加える場合は、その分の費用が別にかかりますが、レストランや料亭の個室を利用すると、ゲストにゆっくり過ごしてもらいながら、全体の費用は落ち着かせやすくなります。必要な項目を絞り、大切にしたい部分に予算を充てると、納得のいく挙式になります。
費用を抑えるためのポイント
費用をゆるやかに抑えたいときは、いくつかの工夫が役立ちます。取り入れやすいものを挙げておきます。
すべてを削るのではなく、大切にしたい部分は残しつつ、こだわりの少ない項目から調整すると、満足度を保ちやすくなります。優先したいことをふたりで話し合っておくと、見積もりを見たときの判断もしやすくなります。
挙式のみの式場選びのポイント
挙式のみを気持ちよく迎えるには、会場選びが大切です。希望に合ったプランや雰囲気の式場を選ぶことで、当日をより心地よく過ごせます。ここでは、挙式のみに対応した会場の探し方や、選ぶときに見ておきたい点、見学で聞いておきたい項目を順にお伝えします。
挙式のみに対応した会場の探し方
近ごろは、挙式のみのプランを用意する会場が増えています。式場情報サイトなどで「挙式のみ」「セレモニープラン」といった言葉で探すと、希望に近いプランを見つけやすくなります。チャペルや神社、レストラン、写真スタジオを併設した会場など、選べるタイプもさまざまです。 利用できる曜日や時間帯、衣裳やヘアメイクがセットに含まれるか、会場の雰囲気なども、事前に見比べておくと安心です。気になる会場が見つかったら、直接問い合わせて、プランの詳細や空き状況を確かめましょう。ゲストの人数やアクセスのしやすさもあわせて考えると、ふたりに合った会場を選びやすくなります。
会場選びで見ておきたい点
挙式のみの会場を選ぶときは、いくつかの点に目を向けておくと安心です。まず、会場へのアクセスや最寄り駅からの距離、駐車場の有無は、ゲストの移動の負担に関わります。親族の控え室や着替えのスペースが整っているか、写真を撮れる場所が充実しているかも見ておきたいところです。 あわせて、車いすの方でも移動しやすいか、雨の日の進行に備えたプランがあるかを確かめておくと、ゲスト全員が過ごしやすくなります。会場ごとにプランの内容や設備、対応できる人数は変わります。ふたりとゲストが安心して当日を迎えられる環境かどうかを軸に、いくつかの会場を見比べて選びましょう。
式場見学で聞いておきたい項目
式場見学の前に、尋ねたいことを整理しておくと、当日の確認がスムーズです。次のような項目をあらかじめまとめておくと、聞き漏らしを防げます。
こうした点を中心に、気になることや希望を書き出しておくと、見学の場で確認しやすくなります。プランの内容だけでなく、スタッフの対応や会場の雰囲気も見ながら、ふたりに合った式場を選んでいきましょう。
まとめ | 挙式のみで後悔しないために
挙式のみは、費用や準備の負担を抑えながら、家族や大切な人と温かな時間を過ごせるスタイルです。結婚式のかたちが多様になった近年では、非常識と受け取られることは少なくなり、自分たちの気持ちに合った選び方として広がっています。 安心して当日を迎えるために大切なのは、ゲストへの案内やご祝儀の考え方を前もって整えておくことです。披露宴がないことや会食の有無、ご祝儀を辞退したい場合はその意向を丁寧に伝えておくと、ゲストも迷わず参加できます。演出や進行、会場選びを少し工夫すれば、シンプルな式でも心に残る一日になります。 BARN&FOREST148でも、挙式のみや少人数での結婚式についてご相談いただけます。「披露宴をするか迷っている」「家族だけで祝いたい」という段階でも問題ありません。実際の会場をご覧いただきながら、当日の流れやおもてなしの仕方を一緒に考えていきます。おふたりの希望に合ったかたちを、じっくり見つけていきましょう。

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